『今更ながら相席居酒屋について語ろうではないか』(後編)
「私はやっぱり・・・」
「洗面台での立ちバックでありんすね」
「わーかーるー!!」
「立ちバックで女性の身体に手を回した時の男性の上腕二頭筋・・・そして腰を振るたびに躍動する腹筋・・・。あぁッ!たまらないでありんすッ・・・!」
(わー・・・、、そこなんだー・・・)
「ん?どうしたでありんす?皆さんちょっと引いておられる・・・?」
「そッそんなことないよ!キンバーさんと言えば筋肉だし!キンバーさんと言えば筋肉だし!!」
「ねぇ、それはもう本当にそうですよ。さすがはキンバーさん!着眼点がヤバ過ぎです。それではムッソリンさん、ムッソリンさんの電マぶるぶるポイントはどこですか?」
「それはやっぱり」
「男の部屋に貼ってあるポスターですよね。一生懸命オシャレに見せようとしてるんですけど、センスが凄いんです。良く見てください、味わいがあるでしょう?」
(いよいよ分からない・・・!!)
「女子をお持ち帰りすることを夢見て、ポスターを買って部屋に貼っている男子の姿を想像すると・・・なんだか心の電マがぶるぶると震えてくるのです・・・」
「な、なるほど・・・それは確かに涙ぐましい努力・・・。さすがはムッソリンさん、目の付け所が一味も二味も違いますねぇ」
「時にリーダー、リーダーのチンコビンビンポイントはどこなのですか?」
(・・・どうしよう・・・普通にセックスしてるところが一番興奮するんだけど・・・それ言ったらまた馬鹿にされてしまう・・・)
「え、えーと、えーとですねぇ・・・」
(普通にセックスしてるところがいいんだな。つまんねーやつ)
おしまい