密室、そしてオナニー
「密室・・・それは人の心を狂わせる・・・」
「密室・・・それは狭いし暑い」
「密室・・・それは暗いし怖い」
「おやおや、ヌプリさんにマーシさん、まだ密室の卑猥に気がついてないのでしょうか?狭いだの怖いだの」
「うるせぇ、変態。」
「なッ・・・!」
「うるせぇ、ハゲ。」
「ハッ!ハゲてないし!変態は合ってるけど、ハゲてなんかないし!!」
「あー、ハイハイ。」
「ゴメンゴメン、ハゲは言い過ぎたね」
(毎度毎度なんなんだコイツらは・・・)
「とにかく、密室なんですよ。密室がキテるんです、今」
「ほう、続けて?」
「例えば小さい時、押入れの中に入るとなんかモヤモヤした気持ちになりませんでしたか?」
「あ!なんか分かる!自分だけの空間って感じでモゾモゾする!」
「そうでしょう。それは大人になっても同じなのです」
「なるほどでがんすね」
「そこへきてのこの『カプセルホテルオナニー』と『1人カラオケ店オナニー』なのです。」

もぞもぞ

もみもみ

くにくに
「へへッ。なるほどね、こりゃいいや!」
「ふむ・・・。悪くないでありんす・・・、いやむしろ良過ぎるでありんす・・・」
「ふふふ・・・続いて1人カラオケいきますよ・・・」

さわさわ

くりくり

ぐわしッ
「ひゅーひゅー!この基本的な盗撮感最高かよ!!」
「ふむ、確かに。これぞまさに『秘め事』でありんすね」
「そうでしょうそうでしょう。まるで覗き部屋のような気分を味わえるのです。覗きの基本ですね」
「もう4月・・・心も新たに、基本に立ち返って変態紳士道を極めていかないといけないでありんすねぇ」
「真面目かよ!・・・でも、大切だよね・・・その気持ち。リーダー!もっと見せてくれよ!」
(いつになくちゃんとしたこと言ってて怖いな・・・)
「も、もちろんです」

くちゅくちゅ

ぴーん!

もしもし?
「いいぞー!もっともっとー!!」

そわそわ

もみもみくりくり
「うわぁぁぁーーー!!たまらねぇ!もうダメだーーー!!!」
(どぴゅっ)
「だから・・・ここで射精するなっつーの」
おしまい